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第21号:職場での男性と女性の違い(2/3)

タイプ別問題女性上司、部下

前回、自分の感情を過度に抑制してしまうために自らの健康を害してしまうタイプが過剰抑制型であるということをお話しました。その過剰抑制型は目立ったことをして、周囲から浮き上がってしまうことを恐れるということがあります。女性は狩猟生活時代からコミュニティの中で集団の平和を乱さないように対人関係に気を配って生きてきました。もし、仲間に嫌われて集団から放り出されたらそれは死を意味します。

つまり女性は基本的には「和を以て尊しとなす性」なのです。

過剰抑制型の場合にやっかいなのは、感情を抑えすぎて後から爆発するケースです。そうさせないためにも、抑えているものを聞き出してあげることが重要となります。

女性管理職症候群以外にも問題女性上司はいます。その場でころころと言うことが変わる朝令暮改型です。これも脳梁の太さに起因します。男性と同じものを見ても一気に大量の情報が流れてしまうので、いろんなことを考えすぎてしまうのです。例えば客と商談中、相手の表情を読み取るときに、男性はストレートに受け取りますが、女性は「ああいうふうに言ってるけれど、裏ではこうかもしれない」と考えて、優柔不断になってしまうことがあるのです。

優柔不断な女性上司への対処法

決断するということは何かを捨てることと言えます。つまり、Aという方法が成功する可能性が8割だったとき、2割の可能性を捨てることが決断するということなのです。しかし、女性はその2割がなかなか捨てられないのです。その2割を捨てたために起こりうるデメリットにまで目が向いてしまうのです。洋服やメニューをなかなか決められないのも同じ理由でしょう。こういったころころ決断が変わる上司の指示通りに動いていたのでは、心身ともに消耗してしまいます。

そういう場合は、振れ幅を見極めることが必要です。

どんな人にも言動が変わる“幅”があります。部下としては、その幅を見越して、適当に受け止めておくことです。上司の指示がいずれに偏っても「この部分だけは入ってる」という中核が必ずあるはず。どうせ、後で言うことが変わるのだから、その部分だけをしっかりとやっておけばいいのです。もちろん、その場では「はい、はい」と従順な姿勢を見せることは大切です。

最後に自分のやっていることはすべて正しい、みんなもそれを理解すべきだと考える自己愛型があります。こういう人は「長年これでやってきたんだ。これが正しいに決まっている」と根拠もなく言って、周囲に耳を貸しません。

例えば仕事で使う材料のひとつが値上がりをしたら、別のもので代用しなければなりませんが、それに対する臨機応変な対応ができないのです。柔軟に変わっていくよりも自分のやり方を主張したほうが楽だからです。自己愛型の上司と上手く付き合うのはなかなか難しいです。部下の自己防衛策としては、一定の距離以上に近づかないようにすることとなります。最低限の仕事はこれだけというところで止めておくことです。前述の朝令暮改型と同じような対応が無難です。


以上問題女性上司をタイプ別に見てきましたが、女性の利点も大いにあります。女性は「他者に勝ちたい」という欲求を強くする男性ホルモン、テストステロンが男性の10分の1〜20分の1と少ないので、慎重な人が多いのです。これは逆に言えば大きな失敗はないということでもあります。また、オス同士では、対面した瞬間にどちらがランクが上なのかという闘争心が生まれるが、女性の場合はまず共通点を探すのが特徴です。つまり、女性上司と男性部下の間では男性上司に比べて争いが少ないのです。

さらに、脳梁の太さから細かいところにも気がつくので、隙間産業の発案者には女性が多いこともあります。例えば引越しビジネスのように、今まで誰もビジネスに結びつくと思わなかった部分に目をつけて大成させるケースも多いです。女性経営者が増えてきた中で、成功している企業に共通して言えることは、彼女たちの背後には有能な男性部下あるいはパートナーがいるということでしょう。ヒューレット・パッカードやアートコーポレーションはその好例です。エリザベス女王やアイアンレディのサッチャー元英国首相も然りです。

したがって、女性上司を持つ男性部下は、長期的な視野など、その性差による得意分野を共存させて、うまく歯車を噛み合わせていくと、男性上司とよりも働きやすいといえるでしょう。


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