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国試ワンポイントレッスン

前回の答え

問題5 肩関節脱臼の外観で上肢外転角度が最も大きいのはどれか。

1.腋窩脱臼
2.烏口下脱臼
3.鎖骨下脱臼
4.関節窩下脱臼

正解 4

肩関節脱臼で外転角度の小さい順に解説します。
2.烏口下脱臼は前方脱臼の分類に入り、肩関節は約30度外転する。
3.鎖骨下脱臼も前方脱臼に分類され、烏口下脱臼より外転角度は大きくなり、ときには水平位となることがある。
1.腋窩脱臼は下方脱臼に分類され、外転角度は前方脱臼より高度となる。
4.関節窩下脱臼も下方脱臼に分類され、別名直立脱臼・挙上脱臼と言われるように、外見上で挙手した状態となり外転角度は最も大きい。

解説者:鈴木 正導 氏

今回の問題

問題6 呼息時に見られないのはどれか。

選択肢 投票
1.横隔膜の弛緩 2   
2.胸腔内陰圧の増加 41   
3.内肋間筋の収縮 0   
4.胸郭内容の収縮 1   


解剖学ワンポイントアドバイス

解剖学担当:T.O 氏

筋系の覚え方

教科書の筋系の表には、筋名・起始・停止・支配神経・作用の5つが表記されています。
解剖の骨、筋が苦手だという学生の方は、この1つ1つを一生懸命に暗記しようしているのではないでしょうか。
これは賢明ではありませんね。
まず暗記しなくてはならないのは、最初の3つ、つまり筋名・起始・停止のみなのです。
どこの筋肉がどこから始まりどこに終わるのか?
筋肉は縮むことしか能のないゴムのようなものであるからこれさえきっちり覚えていれば、作用は頭の中でイメージすることによって理解できるはずです。
自分でゴムを縮めてみて、骨がどう動かされるのか?
そのイメージと教科書の内容が一致していればもう暗記する必要はありませんね。
神経においては大雑把に「このあたりに存在する筋を支配するのは〜神経!」とまず覚えてしまうと良いでしょう。
それにはもちろん例外があるはずですから、その例外だけ集中して覚えてみるといいでしょう。
案外、出題者もそういうところを突いてくるはずです。


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